記事を書くことに集中していると、「プロフィールページ」や「お問い合わせページ」の作成を後回しにしてしまいがちです。
しかしこの2つのページは、読者にもGoogleにも「このサイトは信頼できるか」を判断してもらうための、意外と重要な役割を持っています。運営者が誰なのか、困ったときにどこへ連絡すればよいのかが分からないサイトは、内容が良くても安心して読んでもらいにくいものです。
この記事では、WordPressの「固定ページ」の基本と、プロフィールページ・お問い合わせページの作り方を、具体的な手順とあわせて解説します。難しい作業ではないので、順番に進めていけば初めての方でも最低限のページを用意できます。当サイトの固定ページの構成も、紹介します。
- 固定ページは、記事(投稿)とは違い、日付に関係なく内容が変わらないページのこと。
- プロフィールページは、運営者の信頼性を伝える役割を持つ。
- お問い合わせページは、読者や広告主との接点として最低限用意しておきたい。
- 当サイトの固定ページは5つ(はじめに・全体像・ステップ・プライバシーポリシー/免責事項・お問い合わせ)で、メニューとフッターから案内している(2026年10月8日)。
固定ページとは何か

- 日付に関係なく内容が変わらないページ
- 記事とは別の役割を持つ
日付に関係なく内容が変わらないページ
WordPressには「投稿(記事)」と「固定ページ」という2種類のコンテンツがあります。投稿は新着順に並ぶブログ記事で、カテゴリーやタグで整理されます。一方、固定ページは公開日にあまり意味を持たない、独立したページです。
プロフィール、お問い合わせ、プライバシーポリシーなどが、固定ページの代表例です。どれも「一度作れば、内容をあまり変えずに使い続けるページ」という共通点があります。
投稿と固定ページの主な違いを、表で整理しておきましょう。
| 項目 | 投稿(記事) | 固定ページ |
|---|---|---|
| 並び方 | 新着順に一覧へ表示される | 一覧には並ばず、独立して存在する |
| カテゴリー・タグ | 付けられる | 標準では付けられない |
| 主な用途 | ブログ記事 | プロフィール・お問い合わせ・ポリシーなど |
固定ページは、次の流れで作成できます。投稿の作成画面とほとんど同じなので、迷うことはありません。
- WordPress管理画面の「固定ページ」→「新規追加」を開く
- タイトルを入力する(例:「プロフィール」「お問い合わせ」)
- 本文を入力する
- 「公開」ボタンを押す
- ヘッダーやフッターのメニューに追加する
記事とは別の役割を持つ
サイト設計の土台で解説したカテゴリ構造が「記事の並び方」を整える役割なら、固定ページは「サイトそのものの信頼性」を支える役割を担っています。
SEOの評価という観点でも、運営者情報や問い合わせ先が明確なサイトは、読者にとってもGoogleにとっても安心材料になります。特に、健康やお金など読者の生活に影響しやすいテーマでは、誰が書いているのかがより重視される傾向があります。
固定ページは、作るだけでなく、読者が見つけられる場所に置くことも大切です。ヘッダーのメニューやフッターに「プロフィール」「お問い合わせ」へのリンクを置いておけば、どのページを読んでいる人でもたどり着けます。メニューは、管理画面の「外観」→「メニュー」から設定できます。
プロフィールページの作り方

- 誰が書いているかを伝える
- 専門性や実績を簡潔に示す
誰が書いているかを伝える
実名を出す必要はありませんが、「どんな立場の人が、どんな経験をもとにこのサイトを書いているか」を簡単に紹介しましょう。顔の見えないサイトよりも、読者の信頼を得やすくなります。
プロフィールに書く内容としては、次のような項目が挙げられます。
- ニックネームと、簡単な自己紹介
- このサイトを始めたきっかけ
- サイトのテーマと、読者に伝えたいこと
- 発信するうえで大切にしている考え方
運営開始のきっかけや、サイトを通じて伝えたいことを添えると、より親近感のあるプロフィールになります。たとえば「独学でSEOを勉強する中で、初心者がつまずきやすい点をまとめたくなった」のように、自分の言葉で書くと伝わりやすくなります。
写真やイラストは必須ではありません。顔写真を出したくない場合は、似顔絵やアイコンでも十分です。住所や勤務先など、個人が特定されてしまう詳細は載せないようにしましょう。
専門性や実績を簡潔に示す
扱っているテーマに関連する経験や実績があれば、簡潔に触れておきましょう。長々と書く必要はなく、箇条書き3〜5項目程度でも十分です。
たとえば、ブログの運営歴、関連する資格や勉強してきたこと、実際に試したことなどが当てはまります。まだ実績が少ない場合は、「運営を始めて数か月」「実際に設定を試しながら記録している」のように、今取り組んでいることを正直に書けば問題ありません。
誇張した表現は避け、事実に基づいた範囲で紹介することが、長期的な信頼につながります。より詳しい書き方は、プロフィールページの作り方の記事でも解説しています。

お問い合わせページって、何を用意すればいいの?

難しく考えなくて大丈夫。最低限のポイントを表にまとめたよ。
お問い合わせページに用意したい項目
お問い合わせページには、最低限以下の項目を用意しておくと安心です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 連絡手段 | 問い合わせフォームやメールアドレスなど |
| 返信の目安 | 「通常◯日以内に返信」など、対応の目安 |
| 問い合わせの範囲 | 広告・取材・記事内容についてなど、受け付ける内容 |
| 個人情報の扱い | 入力された情報の使い道を、プライバシーポリシーへのリンクなどで案内 |
WordPressのプラグインを使えば、専門知識がなくても簡単な問い合わせフォームを設置できます。まずはメールアドレスの記載だけでも構いません。
ただし、メールアドレスをそのまま載せると、迷惑メールが届きやすくなる場合があります。フォームを使う場合は、スパム対策の仕組みもあわせて確認しておくと安心です。
設置したあとは、必ず自分でテスト送信をして、メールが届くかを確認しましょう。フォームが動かないまま放置されている、という状態が、いちばん避けたいパターンです。
当サイトの固定ページの構成(実例)

- 固定ページの一覧
- 置き場所と、リンクの数
- お問い合わせページの構成
ここでは、当サイト(伸びるSEO入門)の固定ページの構成を紹介します(2026年10月8日)。
固定ページの一覧
| 固定ページ | 役割 |
|---|---|
| はじめに | サイトの読み方と、はじめに知ってほしいことの案内 |
| 全体像 | サイトの全体の地図(どのテーマの記事があるか) |
| ステップ | SEOを学ぶ順番の案内 |
| プライバシーポリシー/免責事項 | 個人情報の扱い・アクセス解析・広告・免責を、1ページにまとめたもの |
| お問い合わせ | ご質問・ご感想・テーマのリクエストを受け付けるフォーム |
置き場所と、リンクの数
メニューには、「トップページ」「はじめに」「全体像」「ステップ」「お問い合わせ」を置き、プライバシーポリシーとお問い合わせは、フッターにも置いています。
Search Consoleでは、「はじめに」に31本、「全体像」に24本、プライバシーポリシーに21本の内部リンクが集まっています。
お問い合わせページの構成
- こんなご連絡をお待ちしています(質問・感想・テーマのリクエスト・不具合のご連絡)
- 送信する前にご確認ください(お返事に時間がかかること・書かないでほしい情報・情報の扱いと、プライバシーポリシーへのリンク)
- お問い合わせフォーム(お名前・メールアドレス・種類・内容・同意のチェック)
固定ページの作り方でよくある質問
固定ページを作るときに、初心者の方からよく挙がる疑問をまとめました。
固定ページを作ると、SEOに効果はありますか?
固定ページそのものが順位を直接押し上げる、というよりも、運営者情報や連絡先を明らかにして、サイトの信頼性を伝える役割が中心です。プロフィールやお問い合わせがないだけで評価が下がる、と断定することはできませんが、読者に安心して読んでもらうための土台として、用意しておく価値があります。
プロフィールに、実名や顔写真は必須ですか?
必須ではありません。ニックネームとアイコンだけでも構いません。大切なのは、「どんな立場で、どんな経験をもとに書いているか」が伝わることです。経験や資格を紹介する場合は、事実の範囲で書くようにしましょう。
固定ページを公開したのに、検索してもなかなか出てきません
公開してもすぐに検索結果へ表示されるとは限りません。インデックス状況の確認方法で、Googleに認識されているかを確認してみましょう。なお、プロフィールやお問い合わせは、検索から読まれることを目的にしたページではないため、表示されなくても大きな問題にならない場合が多いです。
当サイトの固定ページは、いくつありますか?
5つです。「はじめに」「全体像」「ステップ」「プライバシーポリシー/免責事項」「お問い合わせ」です。
プライバシーポリシーと免責事項は、1ページにまとめてよいですか?
まとめても、分けても、構いません。当サイトは、1ページにまとめ、見出しで区切っています。
固定ページと、投稿は、何が違いますか?
標準では、投稿は、日付順に並び、カテゴリーやタグで分類されます。固定ページは、日付に関係なく、いつ見ても同じ内容を載せるページで、プロフィール・お問い合わせ・プライバシーポリシーなどに向いています。当サイトの固定ページ5つ(はじめに・全体像・ステップ・プライバシーポリシー/免責事項・お問い合わせ)も、すべて固定ページです。
プロフィールは、独立した固定ページにすべきですか?
どちらでも構いません。当サイトは、入口の「はじめに」の中に、「運営者について」の項目として置いています。
固定ページを作ったのに、サイトのどこにも表示されません。なぜですか?
固定ページは、公開しただけでは、記事一覧に並びません。メニューやフッターなどに、リンクを置いて初めて、読者がたどり着けるようになります。「外観」→「メニュー」から、作った固定ページを追加しましょう。
固定ページでよくある失敗例は?
よくある失敗は、次の3つです。
- ページを作っただけで、メニューやフッターにリンクを置いておらず、誰も見つけられない
- お問い合わせフォームが正しく動かず、送信してもメールが届いていない
- プロフィールが単なる自己紹介になり、サイトのテーマと関係のない内容ばかりになっている
どれも、公開したあとに一度自分で開いて確かめるだけで防げるものです。
まとめ:信頼を支える裏方のページ

- 固定ページは、サイトの信頼性を支える記事とは別の役割を持つ。
- プロフィールとお問い合わせページは、最低限整えておきたい。
- 当サイトは、固定ページを5つに絞り、メニューとフッターから、案内している。
プロフィールとお問い合わせページは、読者の目に触れる機会は多くありませんが、サイト全体の信頼性を裏で支える大切な存在です。
記事の執筆が一段落したタイミングで、次の順番で整えていくのがおすすめです。
- プロフィールページを作る(最初は短くて構いません)
- お問い合わせ先を用意する
- メニューやフッターに、2つのページへのリンクを置く
- 運営を続ける中で、内容を少しずつ更新する
最初から完璧なページを目指す必要はありません。短くても公開しておき、サイトの成長にあわせて書き足していくほうが、結果として続けやすくなります。
SEOを基礎から順番に学びたい方は、SEO入門の進め方(はじめに)と学習ステップもあわせてご覧ください。



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