パソコンで確認すると、読みやすいのに、スマホで開くと、文字が小さくて読みにくい。ボタンやリンクが、近すぎて、押し間違えてしまう。そんな経験は、ありませんか。
ブログを読む人の多くは、スマホで読んでいると、考えられます。スマホで読みやすいかどうかは、読者の満足度にも、ページの評価にも、かかわります。
この記事では、スマホで読みやすい文字サイズ・行間・タップのしやすさの目安を、Chromeやweb.devの公式の説明にもとづいて整理します。あわせて、当サイトの実際の測定結果も紹介します。
- スマホでは、文字サイズ・行間・タップのしやすさが、読みやすさを決める。
- web.devの目安は、タップする要素が約48×48px、要素どうしの間隔が約8px。
- 測り方は、Chromeの開発者ツールで、スマホ幅に切り替えて、font-size(文字サイズ)とline-height(行間)を確認する。
- 当サイトの測定結果は、本文16px・行間1.8倍。12px未満の文字はなく、横にはみ出さない。
スマホで読みやすいブログの、文字サイズと行間

- 文字サイズ
- 行間
- 1行の長さと、段落の区切り
文字サイズ
スマホでは、画面が小さいぶん、文字が小さいと、読みづらくなります。Googleのツール「Lighthouse」には、かつて、文字サイズを調べる項目がありました。その基準は、12px未満の文字を「小さすぎる」とみなし、ページのテキストの60%以上は、12px以上にする、というものでした。
なお、この項目は、Lighthouse 13で、削除されています(Chromeの公式ドキュメントで確認)。基準そのものが、無くなったわけではなく、ひとつの目安として、参考になります。
行間
行間(行と行のあき)が狭いと、文字がつまって見え、読みにくくなります。行間の「これが正解」という数字は、公式の基準としては、示されていません。読みやすさを、目で確かめながら、調整しましょう。
1行の長さと、段落の区切り
スマホは、横幅が狭いため、1行に入る文字数が、少なくなります。1つの段落が長いと、画面が、文字で埋まってしまいます。当サイトは、一文を短くして、1〜2文ごとに段落を分ける、書き方にしています。
タップしやすさの目安(ボタン・リンク)

- タップの大きさ
- タップする要素どうしの間隔
- 文章の中のリンク
タップの大きさ
web.dev(Googleの開発者向け情報)では、スマホでタップする要素の大きさの目安を、約48×48ピクセルと説明しています。アイコン自体が小さくても、周りに余白を足して、48×48ピクセルの、タップできる範囲を、確保できます。実際の大きさでは、約9mmで、指の腹と同じくらいです。
タップする要素どうしの間隔
web.devでは、タップする要素どうしの間隔は、横・縦とも、約8ピクセル空けると、隣の要素を、間違ってタップしにくくなる、とされています。
文章の中のリンク
文章の途中のリンクは、行間が狭いと、上下の行のリンクと、近づいてしまいます。リンクを連続して並べたり、1行に何本も入れたりすると、押し間違いが起きやすくなります。リンクは、文章の流れの中で、必要なものに、絞りましょう。

リンクをたくさん貼ったほうが、親切じゃないですか?

貼りすぎると、かえって押しにくいし、どれを読めばいいか迷うよ。Googleの公式ガイドでも、リンクの数に決まった上限はないけれど、多すぎると感じるなら、たぶん多すぎるよ、と説明されているんだ。
自分のサイトを測る方法と、当サイトの結果

- 測り方(Chromeの開発者ツール)
- 当サイトの測定結果
測り方(Chromeの開発者ツール)
自分のサイトの文字サイズと行間は、Chromeの開発者ツールで、調べられます。
- 記事のページを開き、F12キーで、開発者ツールを開く
- 左上の、スマホの形のボタンで、スマホの画面幅(375px前後)に切り替える
- 本文の文字を右クリックして「検証」を選ぶ
- 「Computed(計算済み)」の欄で、font-size(文字サイズ)と、line-height(行間)を、確認する
当サイトの測定結果
当サイトの記事1本を、スマホの幅(約370px)で開き、本文の文字サイズと行間を、測りました(2026年10月8日)。
| 項目 | 測定結果 |
|---|---|
| 本文の文字サイズ | 16px |
| 本文の行間 | 約28.8px(文字サイズの1.8倍) |
| 見出しの文字サイズ | H2が20px、H3が18px |
| 表の文字サイズ | 12.8px |
| 12px未満の文字 | なし(本文・表・箇条書きの、約6,000文字を調べた) |
| 横にはみ出し | なし(ページの幅が、画面の幅に収まっている) |
当サイトは、公開中の104記事を、スマホの幅(375px)で開いて、横にはみ出さないことも、確認しています。確認の方法は、モバイル表示崩れのチェック方法で、解説しています。
表示の土台:viewport・表・画像

- viewportの指定
- 表は、横にはみ出さないようにする
- 画像の幅
- モバイル用のテストツールは、終了している
viewportの指定
スマホの画面幅に合わせて表示するには、ページの
に、viewport(表示領域)の指定が、必要です。WordPressの多くのテーマには、標準で入っています。当サイトのページにも、viewportの指定が、出力されていました。表は、横にはみ出さないようにする
表は、スマホで、はみ出しやすい部品です。当サイトの表は、列を必要なだけに絞って、画面の幅に収まるようにしています。
画像の幅
画像は、画面の幅に、収まるように表示します。大きい画像を、そのまま置くと、横にはみ出す原因になります。画像の圧縮と、サイズの考え方は、画像の圧縮・WebP変換で表示速度を上げる方法で、解説しています。
モバイル用のテストツールは、終了している
Googleの「モバイル ユーザビリティ」レポートと、「モバイル フレンドリー テスト」は、2023年12月1日に、提供が終了しています。代わりに、LighthouseやPageSpeed Insightsで、確認します。詳しくは、モバイルユーザビリティレポートの見方で、解説しています。
スマホの読みやすさについての、よくある質問

スマホの文字サイズは、何pxがよいですか?
公式の「これが正解」という数字は、ありません。かつてのLighthouseの基準では、12px未満の文字が、全体の40%を超えると、失敗でした。当サイトは、スマホの幅で、本文を16pxにしています。読みやすさを、実際のスマホで、確かめましょう。
行間は、どのくらいがよいですか?
公式の基準は、示されていません。当サイトは、スマホの幅で、文字サイズの1.8倍にしています。つまりすぎず、あきすぎない幅を、目で確かめて決めましょう。
ボタンやリンクは、どのくらいの大きさにすればよいですか?
web.devの目安は、約48×48ピクセルで、隣との間隔は、約8ピクセルです。ボタンは、この目安を、参考にしましょう。文章の中のリンクは、数を絞って、押し間違いを、減らします。
モバイルフレンドリーのテストは、もう使えませんか?
使えません。2023年12月1日に、提供が終了しています。LighthouseやPageSpeed Insightsで、確認しましょう。
スマホで読みやすくするときの失敗例は?
よくある失敗は、次の3つです。
- パソコンの画面だけで確認して、スマホでは、文字が小さい、または、はみ出している
- 1つの段落が長く、スマホの画面が、文字で埋まっている
- ボタンやリンクが、近すぎて、押し間違いが起きる
実際のスマホで、自分の記事を、読んでみることが、いちばんの確認方法です。
まとめ:基本を積み重ねて、実際のスマホで確かめる

- スマホでは、文字サイズ・行間・タップのしやすさが、読みやすさを決める。公式の目安は、タップは約48×48px、間隔は約8px。
- 測り方は、Chromeの開発者ツールで、スマホ幅に切り替えて、font-sizeとline-heightを見る。当サイトは、本文16px・行間1.8倍。
- 確認は、実際のスマホで、記事を読んで行う。
スマホで読みやすいブログは、特別なテクニックより、文字の大きさと、余白と、押しやすさの、基本の積み重ねで、できています。
まずは、自分の記事を、スマホの幅で開いて、実際に、読んでみましょう。
取り組むときは、次の順番で、進めてみてください。
- 開発者ツールで、本文のfont-sizeと、line-heightを確認する
- 表と画像が、横にはみ出していないかを確認する
- ボタンやリンクが、近すぎないかを確認する
SEOを基礎から順番に学びたい方は、SEO入門の進め方(はじめに)と学習ステップもあわせてご覧ください。


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