ブログの記事数が増えてくると、カテゴリーページやトップページの一覧が複数ページに分かれて表示されるようになります。この仕組みを「ページネーション(ページ送り)」と呼びます。
1ページ目、2ページ目…と続くこの一覧ページについて、SEOの観点でどう扱えばよいのか、疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ページネーションの基本的な仕組みと、初心者が知っておきたい注意点を、確認のポイントとあわせて解説します。当サイトのページ送りの設定も、実際に調べた結果で紹介します。
- ページネーションは、記事一覧が多くなった際にページを分割して表示する仕組み。
- 分割されたページ自体は、そのままでも大きな問題になることは少ない。
- 重複コンテンツと混同しやすいが、対策の考え方は少し異なる。
- 当サイトの記事一覧は11ページで、2ページ目は、自分自身を指すcanonicalが付き、noindexは付いていない(2026年10月8日)。
ページネーションとは何か

- 一覧ページを複数に分割する仕組み
- URLの見た目の例
一覧ページを複数に分割する仕組み
カテゴリーページやトップページに表示できる記事数には上限があり、それを超えると「2ページ目」「3ページ目」という形で自動的に分割されます。
この分割によって作られる連番のURL群を、ページネーション(ページ送り)と呼びます。
たとえば、1ページに10件の記事を表示する設定で、記事が25本あれば、3ページに分かれて表示されます。
URLの見た目の例
Cocoonテーマの場合、多くは「/category/example/page/2/」のような形式でURLが自動生成されます。
これらのURLは自分で作成するものではなく、記事数の増加に応じてWordPress側が自動的に生成する点を理解しておきましょう。
自分で作る必要がないため、URLを個別に管理する必要もありません。まずは「自動で作られるもの」として理解しておけば十分です。
重複コンテンツとの違い

- 同じ内容が複数URLに存在するわけではない
- 過度なnoindex設定はしない
同じ内容が複数URLに存在するわけではない
重複コンテンツは同一・類似の内容が複数のURLに存在する状態を指しますが、ページネーションの各ページは、それぞれ異なる記事の抜粋が並んでいるため、厳密には重複コンテンツとは異なります。
そのため、以前言われていたほど神経質に対策する必要はなく、基本的には自然な状態のまま運用して問題ありません。
以前は、ページ同士の前後関係を伝えるための特別なタグ(rel=”prev”・”next”)を使う方法がありました。Googleは、このタグを現在は使っていないと発表しています。設定していなくても、心配は不要です。
過度なnoindex設定はしない
以前は2ページ目以降にnoindexを設定する手法も見られましたが、現在ではその一覧ページ自体が検索結果に表示される可能性もあるため、安易にnoindexを設定することは推奨されません。
特別な事情がない限り、ページネーションのページはそのままインデックスされる状態にしておくのが基本です。
また、2ページ目以降の「正規のURL」の指定を、すべて1ページ目に向けてしまう設定も、意図せず内容が評価されなくなる場合があるため、注意しましょう。
| 状態 | 対応の基本 |
|---|---|
| 重複コンテンツ | 内容を統合するかcanonicalで正規化 |
| ページネーション | 基本的にそのまま運用してよい |
ページネーションのSEO対策で気をつけたいポイント

- 1ページ目に重要な記事を集中させすぎない
- 表示件数の設定を見直す
1ページ目に重要な記事を集中させすぎない
新着順で表示している場合、古い記事は自然と後ろのページに送られていきます。重要な記事は、一覧ページの表示だけに頼らず、内部リンクでも積極的につなぐようにしましょう。
アーカイブページの奥に埋もれてしまう記事ほど、他の記事からのリンクによる導線が重要になります。
内部リンクの貼り方は、内部リンクの正しい貼り方で解説しています。
表示件数の設定を見直す
WordPressの設定から、1ページに表示する記事数を調整できます。表示件数が少なすぎるとページ数が増えすぎ、多すぎるとページの表示速度に影響することがあります。
サイトの記事の長さや画像の量に応じて、適切な件数を設定しておきましょう。
設定は、管理画面の「設定」→「表示設定」にある、1ページに表示する投稿数の項目から変更できます。画面の名称は、バージョンによって異なる場合があります。

ページ送りって、何か特別な対策が必要なのかと思ってた…

昔はいろいろ言われてたんだけど、今はそこまで神経質にならなくて大丈夫なんだよね。それより記事の中身を充実させる方が大事だよ。
ページネーションで確認したいポイント
ページネーションは、基本的にそのままで問題ありませんが、次の点を確認しておくと安心です。
- 2ページ目以降に、意図しないnoindexが設定されていないか
- 重要な記事が、一覧ページの奥だけに埋もれていないか
- 1ページに表示する件数が、極端に多すぎたり少なすぎたりしないか
- 一覧ページから、各記事へのリンクが正しく開くか
確認して問題がなければ、それ以上の対策は、基本的に不要です。記事の中身を充実させることに、時間を使いましょう。
当サイトのページ送りの設定(実例)

- 調べた結果
- Googleの公式の説明
ここでは、当サイト(伸びるSEO入門)のページ送り(ページネーション)の設定を、実際に調べた結果を紹介します(2026年10月8日)。トップページと2ページ目のHTMLを読み取って、確認しました。
調べた結果
| 項目 | 確認した内容 |
|---|---|
| 記事一覧のページ数 | 11ページ(1ページに10記事) |
| 2ページ目のURL | https://seo-beginners.top/page/2/ の形(「?page=」ではなく、パスで分けている) |
| 2ページ目のcanonical | 自分自身のURL(1ページ目には向けていない) |
| 2ページ目のタイトル | 「〜 | ページ 2」と、ページ番号が入る |
| 2ページ目のnoindex | 付いていない(インデックスされうる状態) |
| 次のページへのリンク | ページ番号のリンクが、HTMLのリンク()で出ている |
Googleの公式の説明
Googleの公式ドキュメント(ページ送り)には、次のような説明があります。
- ページごとに、それぞれのcanonicalを付ける。すべてを1ページ目に向けない
- 次のページへは、のリンクでつなぐ。ボタンや、操作が必要な仕組みは、辿れない
- ページごとに、別々のURLを使う。「#」以降でページを分けない
- ページ送りのページに、noindexを付けることは、勧められていない
- rel=prev/nextは、Googleでは使われていない
当サイトの設定は、この説明と合っています。
ページネーションでよくある質問
ページネーションについて、初心者の方が疑問に思いやすい点をまとめました。
2ページ目以降は、noindexにしたほうがよいですか?
基本的には、しなくて問題ありません。一覧ページ自体が、読者にとって役立つ入り口になることもあるためです。特別な事情がない限り、そのままにしておきましょう。
1ページに表示する記事数は、何件が適切ですか?
決まった件数はありません。記事の長さや画像の量によって、ちょうどよい件数は変わります。読み込みが重く感じるほど多くならないよう、様子を見ながら調整しましょう。
当サイトの2ページ目以降は、検索に出ますか?
noindexは付けていないため、出る可能性はあります。ただし、記事一覧のページは、個別の記事より優先度が低いため、通常は、個別の記事のほうが検索結果に出ます。
ページ送りのcanonicalは、1ページ目に向けるべきですか?
向けません。Googleは、ページごとに、それぞれのcanonicalを付けるよう説明しています。当サイトも、2ページ目は、2ページ目自身のURLを指しています。
「もっと見る」ボタンや、無限スクロールは、SEOに問題がありますか?
Googleの公式ドキュメントでは、Googleは、ページ内のリンク()は辿りますが、ボタンのクリックや、ユーザーの操作が必要な仕組みは、実行しない、と説明されています。そのため、続きの記事一覧を、操作で読み込む作りにするときは、ページごとに別のURLを用意し、のリンクで、つなげる必要があります。
2ページ目以降は、noindexにしたほうがよいですか?
Googleの公式ドキュメントでは、ページ送りのページに、noindexを付けることは、勧められていません。当サイトも、2ページ目に、noindexは付けていません。
ページネーションと、ページャーは、何が違いますか?
一般的には、ページネーションは、一覧を複数のページに分ける仕組み全体を指します。ページャーは、「1 2 3 次へ」のような、ページを移動するための表示部分を指すことが多い言葉です。
ページネーションでよくある失敗例は?
よくある失敗は、次の3つです。
- よく調べずに、2ページ目以降をnoindexにしてしまう
- 古い記事が一覧の奥に埋もれ、内部リンクでもつながっていない
- 表示件数を極端に増やして、ページの表示が重くなる
基本はそのままの運用で、内部リンクで補う、と考えておくと迷いません。
まとめ:ページネーションは自然な状態のまま、内部リンクで補う

- ページネーションは、記事一覧が多くなった際にページを分割する仕組み。
- 重複コンテンツとは異なり、過度なnoindex設定は避けるのが基本。
- 当サイトは、記事一覧を11ページに分け、ページごとに自分自身のcanonicalを付けている。
ページネーション自体を過度に気にする必要はありませんが、内部リンクで重要な記事への導線を補う意識は持っておきましょう。
基本を押さえたうえで、記事の中身を充実させることに時間を使いましょう。
確認するときは、次の順番がおすすめです。
- 2ページ目以降にnoindexが設定されていないか確認する
- 重要な記事に、内部リンクがつながっているか確認する
- 表示件数が適切か確認する
SEOを基礎から順番に学びたい方は、SEO入門の進め方(はじめに)と学習ステップもあわせてご覧ください。



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