記事を書いていると、「内部リンクは大事」という話をよく耳にします。ただ、具体的にどこに、どうやって貼ればいいのかは意外と曖昧なままになりがちです。
なんとなくリンクを貼っているだけでは、読者にもGoogleにも、その効果が十分に伝わりません。
この記事では、内部リンクを貼る目的から、具体的な貼り方のコツまで、初心者向けに例とあわせて整理して解説します。当サイトの内部リンクの実際の数字も、紹介します。
- 内部リンクは、読者の回遊とGoogleのクロールの両方を助ける役割を持つ。
- 関連性の高いリンクを、自然な文脈の中に置くことが基本。
- リンクを詰め込みすぎず、読者にとって本当に役立つ数に絞る。
- 当サイトは、104記事の記事間リンクが合計703本(1記事あたり平均6.8本)。どの記事も、他の記事から1本以上リンクされている(2026年10月7日)。
内部リンクとは何か

- 同じサイト内のページ同士をつなぐリンク
- 読者の回遊とクロールを助ける役割
- Googleがたどれるリンクの条件
同じサイト内のページ同士をつなぐリンク
内部リンクとは、自分のサイト内にある別のページへのリンクのことです。他サイトへのリンク(外部リンク)とは区別して扱われます。
「もっと詳しく知りたい方はこちら」のような形で、関連する記事へ読者を案内する役割を持ちます。
本文の中に貼るリンクのほか、記事の最後に置く「関連記事」の一覧や、メニューなども、内部リンクの一種です。
読者の回遊とクロールを助ける役割
内部リンクには、大きく2つの役割があります。1つは、読者が知りたい情報にたどり着きやすくする「回遊」の役割です。
もう1つは、検索エンジンの仕組みで解説したクロールを助ける役割です。リンクをたどってGoogleのクローラーがサイト内を巡回しやすくなります。
どこからもリンクされていない記事は、クローラーに見つけてもらいにくくなります。新しい記事を公開したら、関連する記事からリンクを貼っておきましょう。
Googleがたどれるリンクの条件
Googleの公式ドキュメントでは、Googleがたどれるリンクは、aタグに、href属性があるものと説明されています。href属性のないaタグや、JavaScriptのクリック処理だけで動くリンクは、URLを確実に取り出せない、とされています。
WordPressのエディタで貼る、通常のリンクは、この条件を満たします。ボタンのようなデザインの場合も、中身が、href属性のあるaタグになっているかを、確認しましょう。
内部リンクを貼る3つのコツ

- 関連性の高いページにリンクする
- アンカーテキストを具体的にする
- 数を詰め込みすぎない
関連性の高いページにリンクする
リンク先は、今読んでいる記事のテーマと関連性が高いページを選びましょう。無関係なページへのリンクは、読者を混乱させるだけでなく、Googleからの評価にもつながりにくくなります。
「この話の続きが気になったら、次はこの記事」という自然な流れを意識すると、選びやすくなります。
たとえば、「キーワード選定」の記事から、「検索意図」の記事へのリンクは、読者の疑問を自然に解決できる、関連性の高い組み合わせです。
アンカーテキストを具体的にする
リンクの文字部分(アンカーテキスト)は、「こちら」ではなく、リンク先の内容がわかる具体的な言葉にしましょう。「内部リンクの貼り方」のように書けば、読者もクリックするかどうか判断しやすくなります。
Googleにとっても、アンカーテキストはリンク先のページ内容を理解する手がかりの1つになります。
ただし、同じ言葉ばかりを繰り返す必要はありません。文章の流れに合わせて、自然な表現にしましょう。

関連しそうな記事は、片っ端からリンクしておいた方がいいのかな?

それは逆効果になりがちなんだ。次で説明するけど、数を絞ることも同じくらい大切だよ。
数を詰め込みすぎない
1つの記事にリンクを詰め込みすぎると、どれが本当に重要なリンクなのか読者に伝わらなくなります。1つの記事につき、数個程度を目安に、本当に関連性の高いものだけを厳選しましょう。
記事を書き終えたタイミングで、「読者が次に読みたくなりそうな記事はどれか」を考えながら追加するのがおすすめです。
目安の数は、記事の長さによっても変わります。文章の量に対して多すぎないかを、読み返して確認しましょう。
内部リンクの見直しタイミング
内部リンクは、記事を書いた直後だけでなく、後から見直すことでも効果が高まります。よくあるタイミングを表にまとめます。
| タイミング | やること |
|---|---|
| 新しい記事を公開したとき | 関連する過去記事から新記事へリンクを追加する |
| 人気記事が育ってきたとき | 関連する他記事から、その記事へのリンクを増やす |
| 記事をリライトしたとき | 内容の変化に合わせてリンク先を見直す |
記事数が増えてくると、こうした見直しの積み重ねが、サイト全体の内部リンク網を強くしていきます。
見直しの際は、リンク切れ(リンク先のページが存在しない状態)がないかも、あわせて確認しておきましょう。
内部リンクの貼り方の例
ここでは、同じリンクでも、書き方によって伝わり方が変わる例を見てみましょう。
| 書き方 | 例 | 伝わり方 |
|---|---|---|
| 分かりにくい例 | 詳しくは、こちらをご覧ください。 | リンク先の内容が分からない |
| 分かりやすい例 | アンカーテキストの付け方は、アンカーテキストの基本の記事で解説しています。 | リンク先の内容が想像できる |
リンクを追加するときは、次の順番で進めると迷いません。
- 記事を書き終えたら、読者が次に知りたくなることを考える
- 関連性の高い記事を、数個だけ選ぶ
- 文章の流れの中に、具体的な言葉でリンクを貼る
- リンク先が正しく開くか、クリックして確認する
当サイトの内部リンクの実例(104記事の集計)

- 集計した数字(2026年10月7日)
- 10月5日にやった作業
- 保存が拒否されたときの対処
ここでは、当サイト(伸びるSEO入門)の内部リンクを、実際に集計した結果と、やった作業を紹介します。
集計した数字(2026年10月7日)
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 公開している記事 | 104本 |
| 記事の本文中の、他の記事へのリンク | 合計703本 |
| 1記事あたりのリンク数 | 平均6.8本・中央値6本(最少1本・最多43本) |
| 他の記事から、1本もリンクされていない記事 | 0本 |
| 他の記事からのリンクが多い記事 | 1位 内部リンクの正しい貼り方(22記事から)・2位 Core Web Vitals(16記事から)・3位 インデックスされない原因(15記事から) |
この集計は、公開済みの104記事について、本文の中にある、他の記事へのリンクを、WordPressの本文から数えたものです。
Search Consoleの「リンク」レポートでは、内部リンクが、合計450件と表示されています(Googleが確認できた数)。数え方や、反映のタイミングが違うため、数字は一致しません。
10月5日にやった作業
10月5日には、公開済みの104記事のうち、103本の末尾に、「SEO入門の進め方(はじめに)」と「学習ステップ」への、内部リンクの段落を追加しました。
記事を読み終えた読者が、次に何を学べばよいかを、迷わず選べるようにするためです。Search Consoleの「リンク」レポートでも、「はじめに」のページは、内部リンクの上位(31件)に出ています。
保存が拒否されたときの対処
内部リンクを追加していたとき、1つの記事だけ、WordPressへの保存が、サーバーのセキュリティ機能(WAF)に、403で拒否されました。記事の中の画像のURLと、内部リンクのURLの組み合わせが、攻撃のパターンと、誤って判定されたためでした。
セキュリティの設定は緩めず、画像のURLを、相対パスに書き換えて、保存できました。保存が拒否されたときは、原因になりそうな文字列の組み合わせを、1つずつ変えて、試してみます。
内部リンクでよくある質問
内部リンクについて、初心者の方が疑問に思いやすい点をまとめました。
古い記事にも、内部リンクを貼ったほうがよいですか?
貼ったほうがよいです。新しい記事を公開したら、関連する古い記事から新しい記事へリンクを追加すると、読者が新しい記事を見つけやすくなります。
内部リンクは、多いほどSEOに有利ですか?
多ければよいというものではありません。数が増えると、読者にとって重要なリンクが目立たなくなります。関連性の高いものに絞ることが大切です。
内部リンクは、何本くらい貼ればよいですか?
決まった数はありません。当サイトの104記事では、1記事あたり、平均6.8本、中央値6本でした(2026年10月7日)。文章の量に対して、多すぎないかを、読み返して確認しましょう。
リンクが足りない記事は、どう調べますか?
Search Consoleの「リンク」レポートの、内部リンクで、リンクされているページを確認できます。また、記事の本文を集計すれば、他の記事から1本もリンクされていない記事を、見つけられます。そのような記事は、関連する記事から、リンクを足しましょう。
ボタンや画像のリンクも、内部リンクになりますか?
中身が、href属性のあるaタグであれば、内部リンクとして、Googleにたどってもらえます。JavaScriptのクリック処理だけで動くリンクは、たどれない場合があるため、注意しましょう。
「はじめに」のようなページに、全記事からリンクしてもよいですか?
読者の次の一歩になるなら、問題ありません。当サイトは、全記事の末尾から、「はじめに」と「学習ステップ」へ、リンクしています。ただし、関連の薄いリンクを、増やしすぎないようにしましょう。
内部リンクでよくある失敗例は?
よくある失敗は、次の3つです。
- アンカーテキストが「こちら」ばかりで、リンク先の内容が分からない
- 関連性の低い記事に、無理にリンクしている
- リンクを貼りすぎて、どれが重要か分からなくなっている
読者にとって役立つかどうかを基準に、見直してみましょう。
まとめ:リンクは読者の次の一歩を照らすもの

- 内部リンクは、読者の回遊とクロールの両方を助ける。関連性・アンカーテキスト・数の3点を意識する。
- Googleがたどれるリンクは、href属性のあるaタグ。通常のリンクなら、問題ない。
- 当サイトは、104記事で、記事間リンク合計703本(平均6.8本)。どの記事も、他の記事から1本以上リンクされている。
内部リンクは、一度に完璧を目指す必要はありません。記事を書くたびに少しずつ増やし、後から見直していけば十分です。
「このリンクは読者の次の一歩を照らしているか」を基準に、1つずつ丁寧に貼っていきましょう。
貼るときは、次の順番がおすすめです。
- 関連性の高い記事を、数個選ぶ
- 具体的なアンカーテキストでリンクを貼る
- 新しい記事の公開時と、リライト時に見直す
- トピッククラスターとは?記事同士のつながりを設計する考え方と、当サイトの内部リンクの集計
- パンくずリストとは?SEO効果と、個人ブログに「いらない」のか、当サイトの実例で解説
- アフィリエイトの導線設計の基本|集客記事からキラーページへ、読者を自然に成約ページへ届ける方法と、当サイトの内部リンクの実例
- WordPressのサイト内検索の設置|ヒットしないときの原因と、読者が記事を探しやすくする基本(当サイトの検索結果ページの仕様)
- 内部リンクのアンカーテキストの付け方|「こちら」を避けるコツと、当サイト754リンクの集計
- ブログのトップページに何を載せる?最新の投稿と固定ページの使い分けと、当サイトのトップページの構成
SEOを基礎から順番に学びたい方は、SEO入門の進め方(はじめに)と学習ステップもあわせてご覧ください。



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