メール登録のお誘いや、広告が、記事を開いた瞬間に、画面いっぱいに出てくる。読者として、うんざりした経験は、ありませんか。
ブログに、ポップアップを入れるときに、気になるのは、「SEOに悪影響はないか」という点だと思います。Googleは、画面を覆う煩わしい要素について、公式のガイドを出しています。
この記事では、Googleの公式ガイドにもとづいて、避けたい例と、読者の邪魔にならない案内の出し方を、当サイトの確認結果とあわせて、解説します。
- ページ全体を覆うインタースティシャルや、一部を覆うダイアログが、コンテンツの閲覧を妨げると、検索パフォーマンスが下がる可能性がある(公式ガイド)。
- 案内したいときは、画面の一部だけを覆う「バナー」が、推奨されている。
- 年齢確認など、法律上必要な表示は、ガイドの対象外。それでも、コンテンツを一部は見える状態にする。
- 当サイトは、ポップアップを使わず、本文の中のボタンと、「アフィリエイトリンクです」の表記で、案内している。
煩わしいポップアップとは?

- インタースティシャルとダイアログの違い
- なぜ問題になるのか
インタースティシャルとダイアログの違い
Googleの公式ガイドでは、煩わしいインタースティシャルとダイアログを、「主にプロモーション目的で、ユーザーがコンテンツを閲覧する妨げになるページ要素」と説明しています。
ページ全体を覆うものが「インタースティシャル」、ページの一部だけを覆うものが「ダイアログ」です。ブログでは、メール登録のお誘いや、広告、アプリのインストール案内などが、よくある例です。
なぜ問題になるのか
公式ガイドでは、煩わしい要素があると、読者がコンテンツを見づらくなるだけでなく、Googleなどの検索エンジンが、コンテンツを把握しにくくなる、と説明されています。また、サイトが使いにくいと感じられると、再び訪れる可能性も、下がります。

ポップアップって、読者に見てもらえるぶん、効果が高いんじゃないんですか?

目立つぶん、見てはもらえるよね。でも、読みたくて来た人にとっては、邪魔に感じやすいんだ。Googleの公式ガイドも、そこを問題にしているよ。
ポップアップはSEOに悪影響?公式の考え方

- 公式ガイドの説明
- 読者の体験としての影響
- 誤解しやすい点
公式ガイドの説明
公式ガイドでは、煩わしいインタースティシャルやダイアログがあると、検索のパフォーマンスが下がる可能性がある、と説明されています。「必ず順位が下がる」とは書かれておらず、「可能性がある」という表現です。
読者の体験としての影響
順位の影響とは別に、読者の体験にも、影響があります。検索から開いたばかりの読者が、最初の画面で、全体を覆われると、読む前に、閉じてしまうかもしれません。
読まれなければ、記事の良さも、伝わりません。SEOのためだけでなく、読者のために、避けたい要素です。
誤解しやすい点
すべてのポップアップが、悪いわけではありません。公式ガイドが問題にしているのは、「煩わしい」もの、つまり、コンテンツの閲覧を妨げるものです。画面の一部に収まっていて、すぐ閉じられるものと、画面全体を覆うものは、分けて考えましょう。
避けたい例と、許容されやすい例

- Cookieの同意表示は?
- 法律上、必要な表示の扱い
公式ガイドの考え方にもとづいて、避けたい例と、許容されやすい例を、表にまとめました。
| 例 | 画面の覆い方 | 判断の目安 |
|---|---|---|
| 開いてすぐ、画面全体を覆う、メール登録のお誘い | 全体(インタースティシャル) | 避ける |
| 画面全体を覆う、広告や、アプリのインストール案内 | 全体(インタースティシャル) | 避ける |
| 画面の下や上に出る、小さなバナーの、メール登録案内 | 一部(バナー) | 公式が推奨する形 |
| 年齢確認など、法律上、表示が必要なもの | 全体になることがある | ガイドの対象外。ただし、コンテンツを一部は見える状態にする |
Cookieの同意表示は?
公式ガイドのこのページには、Cookieの同意表示の具体例は、書かれていません。ただ、画面の一部に、小さく収める形のほうが、読者の邪魔になりにくいと考えられます。
法律上、必要な表示の扱い
年齢確認のように、コンテンツの性質上、表示が義務づけられる場合は、このガイドラインの対象外とされています。それでも、コンテンツが少なくとも一部は見える状態にすること、すべてのURLを1つのページに転送しないこと、が推奨されています。
読者の邪魔にならない、案内の出し方

- 本文の中に、ボタンを置く
- 画面の一部のバナーにする
- 広告であることを、表示する
- 当サイトの確認結果
本文の中に、ボタンを置く
当サイトは、紹介したいサービスへのボタンを、記事の本文の中に、置いています。ボタンの直下に、「※本リンクはアフィリエイトリンクです。」と、書いています。読者は、読み進める流れの中で、必要なときに、押すことができます。
ボタンの文言や、置く場所の考え方は、CTA(行動を促す文言)の書き方と配置の基本で、解説しています。
画面の一部のバナーにする
メールマガジンなどへの登録を、案内したいときは、画面の下や上に出る、小さなバナーを、使いましょう。公式ガイドでも、バナーを使うことが、推奨されています。公式ガイドでは、アプリのインストール案内や、ニュースレター登録の案内にも、バナーが使えると、説明されています。
広告であることを、表示する
アフィリエイトのリンクを含む記事は、広告であることが、読者に伝わるようにしましょう。2023年10月から、広告であることを隠す「ステルスマーケティング」が、景品表示法の不当表示として、規制されています。詳しくは、消費者庁の案内を確認してください。免責事項やPR表記の書き方は、アフィリエイトの免責事項の書き方で、解説しています。
当サイトの確認結果
当サイトの記事5本の、ページのHTMLを調べて、ポップアップやモーダル(画面の上に重ねて出す枠)を作る要素が、含まれていないかを確認しました(2026年10月8日)。
| 確認したもの | 結果 |
|---|---|
| ポップアップ・モーダル・オーバーレイなどの要素 | 5記事とも、見つからなかった |
| 広告・紹介リンクの置き場所 | 本文の中のボタンと、直下の「アフィリエイトリンクです」の表記 |
自分のサイトを確認する手順

自分のサイトで、画面を覆うものが出ていないかは、次の手順で、確認できます。
- Chromeで、シークレットウィンドウを開き、自分の記事を、検索結果から開く(または、URLを直接入力する)
- 開いた直後の、最初の画面を見て、画面の大部分を覆うものが出ていないかを確認する
- 少し待ったり、スクロールしたりして、あとから出てくるものがないかも、確認する
- スマホの幅(開発者ツールで、375px前後)でも、同じように確認する
- プラグインの設定で、ポップアップや、お知らせ表示の機能が、オンになっていないかを確認する

記事を開いたら、すぐ閉じるボタンを探してしまうことがあります…。

読者も、同じだよね。自分のサイトを、読者の立場で、一度開いてみるのが、いちばん確実な確認方法だよ。スマホの確認は、モバイル表示崩れのチェック方法も参考にしてね。
ポップアップについての、よくある質問

ポップアップを出すと、必ず順位が下がりますか?
必ず、とは言えません。公式ガイドでは、検索パフォーマンスが下がる可能性がある、と説明されています。順位だけでなく、読者の体験を守るために、画面全体を覆うものは、避けましょう。
メール登録の案内は、どこに置けばよいですか?
記事の最後や、本文の中に置くか、画面の一部の小さなバナーにしましょう。読者が、読み終えたあとに、案内を見るほうが、受け取ってもらいやすくなります。
法律で必要な表示は、避けられますか?
年齢確認など、法律上、必要な表示は、この公式ガイドの対象外とされています。ただし、コンテンツを一部は見える状態にして、すべてのURLを1つのページに転送しないよう、推奨されています。
プラグインで、ポップアップを出すのは、問題ですか?
プラグインを使うこと自体は、問題ではありません。公式ガイドでも、CMSのプラグインは、多くのサイトで使われ、継続的に改善されるため、有益と説明されています。問題になるのは、画面全体を覆うような、出し方です。
ポップアップを使うときの失敗例は?
よくある失敗は、次の3つです。
- 開いた直後に、画面全体を覆う登録画面や広告を出す
- スマホで確認せず、パソコンでは目立たないポップアップが、スマホでは画面全体を覆っている
- 広告や紹介リンクであることを、表示しない
読者の立場で、開いてみることと、スマホで確認することが、いちばんの予防です。
まとめ:画面を覆わず、本文の中や一部のバナーで案内する

- 画面全体を覆うインタースティシャルや、閲覧を妨げるダイアログは、検索パフォーマンスが下がる可能性がある。
- 案内したいときは、画面の一部のバナーや、記事の本文の中のボタンを使う。年齢確認など、法律上必要な表示は、対象外。
- 自分のサイトを、読者の立場で、スマホでも開いて確認する。
ポップアップは、使い方しだいで、読者の邪魔にも、助けにもなります。画面を覆うものは避け、本文の中や、画面の一部で、案内するのが、安全です。
SEOのためだけでなく、読者に、気持ちよく読んでもらうための、配慮として、取り組みましょう。
取り組むときは、次の順番で、進めてみてください。
- 自分の記事を、スマホで、開いた直後の画面で確認する
- 画面全体を覆うものがあれば、バナーや、本文の中のボタンに変える
- 広告・紹介リンクには、「アフィリエイトリンクです」と表示する
SEOを基礎から順番に学びたい方は、SEO入門の進め方(はじめに)と学習ステップもあわせてご覧ください。



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