SEOの基本を順番どおりに学べる

独学でブログを育てたい人向けに、用語と手順をやさしく整理しています。

入門ガイドを開く

hタグ(見出しタグ)の正しい使い方|順番を間違えるとどうなる?h1〜h3のルールと、Google公式の考え方・当サイトの実例

hタグ(見出しタグ)の正しい使い方|順番を間違えるとどうなる?h1〜h3のルールと、Google公式の考え方・当サイトの実例についてのアイキャッチ画像 検索とSEOの基本

ブログ記事を書いていると、「h2」「h3」といった見出しタグを目にする機会が多くあります。なんとなく使っている方も多いのではないでしょうか。

hタグは、記事の骨組みを作るだけでなく、検索エンジンが記事の構成を理解する手がかりにもなる重要な要素です。

この記事では、クリックされる見出しの付け方とは別の視点として、hタグの役割と正しい使い方の基本ルールを、構成の例とあわせて解説します。見出しの順番についてのGoogleの公式の考え方と、当サイトの見出しの集計も、紹介します。

記事のポイント
  • hタグは、h1を頂点にh2・h3と階層構造になっている。
  • 1つの記事内で、h1は基本的に1つだけにする。
  • 見出しの階層を飛ばさず、順番通りに使うことが基本ルール。
  • Googleの公式ガイドでは、SEOの面では、見出しが順番どおりでなくても問題ない、とされている。ただし、読み上げソフトを使う人のために、順番どおりに使うのがおすすめ。

hタグとは何か

hタグとは何かを、見出しの階層構造・検索エンジンにとっての役割という2つに分けて図解したインフォグラフィックです。
  • 見出しの階層構造
  • 検索エンジンにとっての役割
  • Googleの公式の考え方

見出しの階層構造

hタグは、「h1」から「h6」まで用意されており、数字が小さいほど大きな見出し(重要度の高い見出し)を表します。h1が記事タイトル、h2が大見出し、h3がその下の中見出しというように、階層構造になっています。

この階層構造は、本の目次をイメージすると分かりやすいです。大見出しの下に中見出しが並び、記事全体の骨組みを作っています。

個人ブログでは、ほとんどの場合、h2とh3だけで記事を組み立てられます。h4以降は、必要になったときに使う、くらいの感覚で問題ありません。

検索エンジンにとっての役割

検索エンジンは、hタグの階層構造を手がかりに、記事がどのようなテーマを、どんな順序で扱っているかを把握しています。

適切にhタグが使われている記事は、内容が整理されて伝わりやすくなるため、読者にとっても検索エンジンにとっても理解しやすい構成になります。

hタグを使えば必ず順位が上がる、という単純なものではありません。読者にも機械にも、内容が整理されて伝わることが目的です。

Googleの公式の考え方

Googleの公式のSEOスターターガイドでは、見出しを意味のある順番で使うことは、スクリーンリーダー(画面の読み上げソフト)を使う人にとって、重要だと説明されています。

一方、検索エンジン最適化の面では、見出しが順番どおりに使われていなくても、問題ない、とされています。また、1ページに、魔法のような、理想的な見出しの数は存在しない、とも書かれています。

つまり、見出しの順番を守る理由は、検索順位のためというより、読者のためです。

hタグを使うときの基本ルール

hタグを使うときの基本ルールを、h1は1記事に1つだけにする・見出しの階層を飛ばさないという2つに分けて図解したインフォグラフィックです。
  • h1は1記事に1つだけにする
  • 見出しの階層を飛ばさない

h1は1記事に1つだけにする

h1は、記事の中で最も重要な見出しであり、多くの場合、記事タイトルに自動的に割り当てられます。1つの記事の中に複数のh1を設定してしまうと、どれが本当のテーマなのか分かりにくくなってしまいます。

使用しているテーマやエディタによっては、意識しなくても自動でh1が1つに設定されている場合もありますが、念のため確認しておくと安心です。

なお、Googleは複数のh1があっても問題ないと説明していますが、読者や読み上げソフトを使う方にとっては、1つのほうが構成が伝わりやすくなります。

見出しの階層を飛ばさない

h2の次はh3、h3の次はh4というように、見出しは階層の順番通りに使うのが基本ルールです。h2の次に急にh4を使うなど、階層を飛ばしてしまうと、記事の構成が分かりにくくなります。

デザイン上の見た目を優先して階層を無視してしまうケースがありますが、見た目の調整は装飾(スタイル)で行い、hタグの階層は正しく保つようにしましょう。

WordPressのブロックエディタでは、見出しブロックを選んだあとに、レベル(h2、h3など)を選べます。作成したあとに、順番が正しいか確認してみましょう。

タグ役割目安
h1記事全体のタイトル1記事に1つ
h2記事内の大見出しテーマごとに複数使用
h3h2の下の中見出しh2の内容をさらに分割

見出し設計で意識したいこと

見出し設計で意識したいことを、見出しだけで内容の流れが分かるようにする・装飾目的でhタグを使わないという2つに分けて図解したインフォグラフィックです。
  • 見出しだけで内容の流れが分かるようにする
  • 装飾目的でhタグを使わない

見出しだけで内容の流れが分かるようにする

良い見出し構成は、見出しだけを拾い読みしても、記事全体の流れがなんとなく分かるようになっています。本文を書く前に、見出しの骨組みだけを先に組み立ててみるのがおすすめです。

読まれる記事構成の型と組み合わせると、見出し設計がさらにスムーズになります。

書き終えたあとに、見出しだけを上から読んでみて、話の流れが自然につながっているかを確認してみましょう。

装飾目的でhタグを使わない

「文字を大きく太くしたいから」という理由だけでhタグを使ってしまうと、記事の階層構造が崩れてしまいます。見た目の装飾が目的の場合は、hタグではなく別の装飾機能を使うようにしましょう。

用途を分けて考えることが、正しいhタグの使い方を維持するコツです。

文字を目立たせたいときは、太字や色、ボックスなどの装飾機能を使うと、hタグの階層を崩さずに済みます。

ナナ
ナナ

見出しの階層って、そんなに厳密に守らないといけないの?

リク
リク

絶対に守らないと記事が読めなくなるわけではないけれど、階層が整理されているほど、読者にも検索エンジンにも構成が伝わりやすくなるんだ。

当サイトの見出しの実例と、チェックの手順

当サイトの見出しの実例と、チェックの手順を、104記事の集計・実際の見出し構成・確認する手順という3つに分けて図解したインフォグラフィックです。
  • 当サイトの見出しの集計(2026年10月7日)
  • 実際の見出し構成の例
  • 見出しを確認する手順

ここでは、当サイトの記事を例に、見出しの構成と、チェックの手順を紹介します。

当サイトの見出しの集計(2026年10月7日)

項目集計の結果
集計した記事公開中の104本(本文のHTMLから数えた)
本文の中のh10本(h1は、記事のタイトルとして、テーマが1つだけ出力している)
h2の数1記事あたり平均6.3個・中央値6個(最少4個・最多11個)
h3の数1記事あたり平均10.5個
h4以下の見出し0個
見出しの飛び(h2の次がh4など)がある記事0本

当サイトの記事は、タイトルがh1として1つだけ出力され、本文は、h2とh3だけで組み立てています。

なお、ここでの集計は、見出しの数と順番を数えたもので、見出しの内容の良し悪しを、判定するものではありません。

実際の見出し構成の例

当サイトの記事「カニバリとは?」の、見出しの一部です。

階層見出し
h1(記事タイトル)カニバリ(キーワードカニバリゼーション)とは?SEOで起きる共食いの見つけ方と直し方
h2カニバリゼーション(カニバリ)とは何か
h3同じキーワードを複数の記事が奪い合う状態
h3評価が分散してしまう
h3問題になる場合と、ならない場合
h2カニバリゼーションが起きる原因
h3キーワードを整理せずに記事を増やす
h3似たテーマを別記事として書いてしまう

見出しだけを上から読んでも、記事の流れが分かる形になっています。

見出しを確認する手順

見出しを設計したあとは、次の順番で確認しましょう。

  1. h1が、1つだけになっているか
  2. h2の次に、h4などを飛ばして使っていないか
  3. 見出しだけを読んで、話の流れが分かるか
  4. 装飾のためだけに、hタグを使っていないか

hタグでよくある質問

hタグについて、初心者の方が疑問に思いやすい点をまとめました。

h4以降は、使ったほうがよいですか?

必要になったときだけ使えば十分です。多くのブログ記事は、h2とh3だけで、分かりやすい構成にできます。階層を増やしすぎると、かえって読みにくくなることもあります。

h1は、本文の中に書く必要がありますか?

多くのテーマでは、記事のタイトルが、h1として自動で出力されます。当サイトも、本文の中にh1はなく、タイトルが、h1として1つだけ出力されています。本文は、h2から始めましょう。

見出しの階層を飛ばすと、SEOに不利ですか?

Googleの公式のSEOスターターガイドでは、SEOの面では、見出しが順番どおりでなくても、問題ないとされています。ただし、読み上げソフトを使う人には、順番が大切です。読者のために、順番どおりに使うのがおすすめです。

見出しの数は、何個くらいが理想ですか?

公式のガイドでは、理想的な見出しの数は存在しない、とされています。当サイトの104記事では、1記事あたり、h2が平均6.3個、h3が平均10.5個でした。記事の長さや、内容に合わせて、決めましょう。

見出しには、キーワードを入れたほうがよいですか?

読者に内容が伝わる範囲で、自然に入れると効果的です。無理に入れて不自然な日本語にならないよう、読みやすさを優先しましょう。

hタグでよくある失敗例は?

よくある失敗は、次の3つです。

  • 文字を大きくしたいだけの目的で、hタグを使ってしまう
  • h2の次に、h4を使うなど、階層を飛ばしてしまう
  • 見出しだけでは、記事の流れが分からない構成になっている

見出しは、記事の骨組みです。書いたあとに、見出しだけを読み返す習慣をつけましょう。

まとめ:見出しは記事の骨組みそのもの

hタグの正しい使い方について、まず見出しの階層(h1〜h3)を意識して組み立てることから、階層を飛ばさずに本文を書き進めるという流れを2ステップで図解したインフォグラフィックです。
  • hタグは、h1を頂点とした階層構造で記事の骨組みを作る要素。階層を飛ばさず、順番どおりに使うのが基本。
  • Googleの公式ガイドでは、SEOの面では、順番どおりでなくても問題ない、とされている。順番を守るのは、読者と読み上げソフトのため。
  • 当サイトは、104記事で、h1は記事のタイトルだけ。本文は、h2とh3だけで組み立てている。

hタグの使い方は、一見地味なポイントですが、記事の分かりやすさを支える大切な基本です。

難しく考えすぎず、まずは見出しだけで記事の流れが分かるかどうかを、書いた後に見直す習慣をつけてみましょう。

見直すときは、次の順番がおすすめです。

  1. h1が1つだけか確認する
  2. 階層を飛ばしていないか確認する
  3. 見出しだけを読んで、流れが分かるか確認する

SEOを基礎から順番に学びたい方は、SEO入門の進め方(はじめに)と学習ステップもあわせてご覧ください。

コメント