「〇〇のやり方」「〇〇の設定方法」といった、手順を解説する記事は、ブログの中でも特に読者に実際の行動を促しやすいタイプの記事です。
しかし手順の説明は、書き方次第で分かりやすさが大きく変わります。順番が前後していたり、前提知識の説明が抜けていたりすると、読者は途中でつまずいてしまいます。
この記事では、初心者でも読者を迷わせないハウツー記事の基本の型を、構成の例とあわせて解説します。当サイトの手順の書き方も、実際に数えた結果で紹介します。
- ハウツー記事は、完成イメージ→前提条件→手順の順番で構成すると迷いにくい。
- 手順は、1つの見出しに1つの操作を対応させると、読者が迷わず進める。
- つまずきやすいポイントには、あらかじめ注意書きを添えておく。
- 当サイトは、103記事に番号つきの手順があり、1つの手順は中央値4つ(最大9つ)に収めている(2026年10月8日)。
ハウツー記事の基本構成

- 完成イメージを先に見せる
- 前提条件を明記しておく
完成イメージを先に見せる
手順を説明する前に、まず「この記事を読み終えると何ができるようになるのか」という完成イメージを見せておくと、読者は安心して手順を追うことができます。
画像や簡単な説明で、ゴールの状態を先に共有しておくことが、途中離脱を防ぐ第一歩です。
たとえば、「この記事の手順が終わると、記事の右側にカテゴリー名が表示されます」のように、完成後の見え方を一言添えるだけでも効果があります。
前提条件を明記しておく
「このバージョン以降で使える機能です」「事前にこのプラグインが必要です」など、手順を始める前に必要な前提条件があれば、必ず本文の冒頭で伝えておきましょう。
前提が満たされていない読者が手順の途中で行き詰まってしまうことを防げます。
前提条件は、箇条書きにまとめておくと、読者が自分の状況と照らし合わせやすくなります。
ハウツー記事の手順の見せ方の工夫

- 1つの見出しに1つの操作を対応させる
- 画像やスクリーンショットを積極的に使う
1つの見出しに1つの操作を対応させる
H3見出しごとに「〇〇をクリックする」「△△を入力する」のように、1つの操作だけを対応させると、読者は今どの段階にいるのかを見失わずに進められます。
複数の操作を1つの見出しにまとめてしまうと、途中で読者が迷子になりやすいため注意しましょう。
見出しの数が増えても、問題ありません。読者は目次からも今の位置を確認できるため、細かく分けた方が親切です。
画像やスクリーンショットを積極的に使う
特にWordPressの設定画面など、操作対象が画面上のどこにあるかが分かりにくい場合は、画像とalt属性の設定を意識しながら、実際の画面をスクリーンショットで示すと格段に分かりやすくなります。
文章だけで伝えようとせず、画像を積極的に使う姿勢が、ハウツー記事の完成度を左右します。
スクリーンショットには、押してほしいボタンを丸や矢印で示すと、さらに伝わりやすくなります。個人情報が写り込んでいないかも、公開前に必ず確認しましょう。
| 工夫 | 効果 |
|---|---|
| 1見出し1操作 | 読者が今の位置を見失いにくくなる |
| スクリーンショットの活用 | 操作対象を直感的に理解できる |
ハウツー記事でつまずきやすいポイントへの配慮

- エラーが起きやすい箇所に注意書きを添える
- 手順の最後に振り返りを入れる
エラーが起きやすい箇所に注意書きを添える
自分が過去につまずいた経験がある操作や、エラーが起きやすいと分かっている箇所には、あらかじめ「ここで〇〇というエラーが出る場合は」といった注意書きを添えておきましょう。
先回りした一言があるだけで、読者の不安を大きく和らげることができます。
注意書きは、本文と区別できるよう、目立つボックスなどにまとめると、読み飛ばされにくくなります。
手順の最後に振り返りを入れる
すべての手順が終わった後に、「これで〇〇が完了しました」という一文と、完成後の状態を確認できる方法をまとめておくと、読者は安心して記事を読み終えられます。
最後まで読者に寄り添う姿勢が、ハウツー記事全体の信頼感につながります。
うまくいかなかった場合の確認ポイントも、最後に短くまとめておくと親切です。

手順書いてたら、つい1つの見出しに操作をいっぱい詰め込んじゃう…

分かる、書いてる本人は流れが見えてるからね。読者は初めて見る画面だから、思い切って見出しを増やすくらいがちょうどいいよ。
ハウツー記事の構成の例
ここでは、架空の記事「WordPressで記事にカテゴリーを設定する方法」を例に、基本の構成を見てみましょう。
- 導入:完成後の状態(カテゴリー名が表示される)を示す
- 前提条件:WordPressにログインしていること、カテゴリーが作成済みであること
- 手順1:投稿の編集画面を開く
- 手順2:右側の設定から「カテゴリー」を開く
- 手順3:選びたいカテゴリーにチェックを入れる
- 手順4:「更新」ボタンを押す
- 最後に:公開後の記事で、カテゴリーが表示されているか確認する
見出しの書き方の違いも、分かりやすさに影響します。
| 分かりにくい見出し | 分かりやすい見出し |
|---|---|
| 設定をする | 投稿の編集画面で、右側の「カテゴリー」を開く |
| 確認する | 公開した記事にカテゴリー名が表示されているか見る |
当サイトの手順の書き方を、数えた結果(実例)

- 集計の結果
- 当サイトの手順の書き方
ここでは、当サイト(伸びるSEO入門)の手順の書き方を、実際に数えた結果を紹介します(2026年10月8日)。公開中の104記事のHTMLを読み取って、集計しました。
集計の結果
| 項目 | 集計の結果 |
|---|---|
| 番号つきの手順(リスト)がある記事 | 104記事のうち103記事 |
| 番号つきのリストの数 | 合計225個 |
| 1つの手順の数 | 中央値4つ(最大9つ) |
| 手順のあとに置くもの | 「確認のしかた」や、「調べ方」の項目 |
当サイトの手順の書き方
- 手順は、番号つきのリストにする
- 1つの手順に、1つの動作だけを書く
- 手順は、4つ前後に収める(多いときは、段階を分ける)
- 手順の最後に、うまくいったかを確認する方法を書く
たとえば、Search Consoleで記事ごとの順位を一覧にする手順は、5つの手順で書いています。画面の名前を、そのまま書くことで、読者が、画面を見ながら、同じ操作をできるようにしています。
ハウツー記事でよくある質問
ハウツー記事について、初心者の方が疑問に思いやすい点をまとめました。
手順は、いくつまで書いてよいですか?
決まった数はありませんが、手順が多くなりすぎて読者が疲れてしまう場合は、記事を分けるのも一つの方法です。「準備編」と「設定編」のように、区切りのよい場所で分けましょう。
画面が更新されて、手順が変わってしまったらどうしますか?
画面の表示は、サービスの更新で変わることがあります。記事に確認した日付を書いておき、定期的に見直す習慣をつけましょう。見直しの考え方は、記事のリライトの記事も参考にしてください。
当サイトの手順は、いくつくらいに分けていますか?
中央値は4つで、最大でも9つです。手順が多くなるときは、段階を分けて、1つの段階を、短くしています。
手順のあとに、確認方法を書くのはなぜですか?
読者が、手順どおりにできたかを、自分で確かめられるようにするためです。当サイトでは、手順の後ろに、「確認のしかた」などの項目を置いています。
ハウツー記事で、必ず入れたい要素は何ですか?
次の4つです。
- 完成のイメージ(この記事を読むと、何ができるようになるか)
- 始める前の準備(必要なもの・前提)
- 1手順ごとの見出しと、画面の画像
- うまくいかないときの確認ポイント
この4つがそろっていると、途中で迷った読者も、前の手順に戻りやすくなります。
ハウツー記事の構成テンプレートを、教えてください。
次の順に並べると、読者が迷いにくくなります。
- 冒頭: 読者の悩みと、この記事で何ができるようになるか
- 準備: 必要なもの・前提
- 手順1〜n: 1手順につき、1つの見出しと、画面の画像
- 確認: うまくできたかを確かめる方法
- つまずきやすい点: うまくいかないときの対処
- まとめ: 次にやること
ハウツー記事でよくある失敗例は?
よくある失敗は、次の3つです。
- 前提条件を書かず、途中で読者が行き詰まってしまう
- 1つの見出しに複数の操作を詰め込み、どこまで進んだか分からなくなる
- 古い画面のスクリーンショットのまま、更新していない
どれも、少しの見直しで直せるものです。
まとめ:完成イメージと1手順1見出しで、迷わせない記事に

- ハウツー記事は、完成イメージ→前提条件→手順の順番で構成する。
- 1つの見出しに1つの操作を対応させ、画像で分かりやすさを補う。
- 当サイトは、手順を番号つきのリストにし、4つ前後に収め、最後に確認方法を書いている。
ハウツー記事は、読者が実際に手を動かす記事だからこそ、分かりやすさが何より大切です。
自分がつまずいた経験を思い出しながら、丁寧に手順を組み立てていきましょう。
書くときは、次の順番がおすすめです。
- 完成イメージと前提条件を、冒頭に書く
- 1つの見出しに、1つの操作だけを対応させる
- つまずきやすい箇所に、注意書きを添える
- 最後に、確認方法を書く
SEOを基礎から順番に学びたい方は、SEO入門の進め方(はじめに)と学習ステップもあわせてご覧ください。



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